「北山に住むおばあちゃんの味を教わろう!」が開催されました。
12月3日(日)、山県市神崎の北山公民館で、山里生活体験推進委員会主催の「北山に住むおばあちゃんの味を教わろう!」という料理イベントが開催されました。
イベントの講師は、生まれも育ちも北山地区のJA女性部「ちゃ茶クラブ」の皆様。
暮らしの知恵が詰まった北山の味を、伝授していただきます。
今回は、ちゃ茶クラブさんの畑で採れたゆずと蒟蒻芋を使い、「ゆべし」と手作り蒟蒻に挑戦します。
まずは、「ゆべし」から。
ゆべしは日本各地、様々な材料で作られていますが、この地域では中身をくり抜いたゆずに、味噌を詰めるのが一般的。
昔から冬場の保存食として、重宝されてきました。
「皮の内側の白い部分をとりすぎると、味噌が中からでてきちゃうからね」
ゆずの中身を掻きだすのも、簡単そうに見えてコツがいります。
講師の方が手際よく掻きだしていくのをお手本に、ひとつひとつ丁寧にくり抜いていきます。
次に、中に入れる味噌。
少し炒ったゴマをすり潰したところに味噌を混ぜて作ります。
ゴマのすり具合、味噌の量などは講師の長年の経験で決めます。
ゴマと合わせた味噌を、ゆずの中に綺麗に入れます。
ここでも、「ぽんぽん(いっぱい)に入れすぎないようにね」とアドバイス。
ヘタ側にも軽く味噌を塗り、蓋をしたら下準備が完了。
今回は、蒸して冷ますところまで。
あとは家に持ち帰って、籠などに入れて数か月間陰干したら完成です。
出来上がりがとっても楽しみですね!
続いて、手作り蒟蒻に挑戦!
あらかじめ皮を剥き、適当な大きさに切って、茹でておいた蒟蒻芋をミキサーで細かくします。
煮汁は後で使うので捨てずにとっておきます。
次に細かくした蒟蒻芋をボールの中に入れて、手で力強く練っていきます。
蒟蒻の歯ごたえを決める、大事な作業です。
慣れてない参加者の方は大苦戦!
講師の方に何度も練り方を教わりながら、最後はリズムよく練るコツをつかんでいきました。
ある程度練れたら、煮汁を入れてさらにこねます。
全体に混ざりあったら、炭酸ソーダをお湯で溶かしたものを入れて蒟蒻の硬さを決めます。
硬すぎず、柔らかすぎず、講師の方が普段食べる硬さに調整していきます。
それを拳サイズの団子状に丸め、沸騰したお湯へ。
茹であがったら出来上がり!
完成したばかりの手作り蒟蒻を、北山の手作り味噌で味見をします。
やっぱり出来立ての蒟蒻は、コリコリした食感がたまらない!
手作り味噌の香りが合わさってとっても美味しいです。
残った蒟蒻は、それぞれお持ち帰りしました。
ぜひご自宅でも、いろいろなアレンジで味わっていただきたいです。
作り終わったところで、昼食の時間!
昼食も、朝から講師の方々にご準備していただきました。
メインは、冬場に北山地区でよく食べられる伝統食の「みそ煮」。
山仕事が盛んだった時代、味噌と具材を山へ持っていき、みそ煮を食べたそうです。
他にも、ほうば味噌、とち餅に里芋の煮っ転がし、古漬けに、けんちゃん汁など、たくさんのメニューが並びました。
田舎ならではのあたたかい料理に、どんどん箸が進みます。
最後に作り方のおさらいをして、イベントは終了。
今回も講師と参加者との会話が弾み、アットホームで楽しいひと時が過ごせました。
次回は、昼食のみそ煮でも使われた、北山のおばあちゃん特製味噌作りを体験します!
自分で作った味噌は一段と美味しく、無添加で体にも安心安全。
実家のおばあちゃん、おじいちゃんの家に遊びに来た感覚でお楽しみいただけます。
ぜひ、ご参加ください。
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